第56話:残り87日

 祝!「ストレスチェックで高ストレス者として引っかかる」の実績を解除しました!社会人史上初!

 これまで幾度となく心身の不調に晒されてきたわけですが、職場のストレスチェック引っかかるのは初めてです。びっくり!でも、「死にたい……私は生きてる価値ない……早く私を殺せ……」みたいな気持ちには一切ならない。確かにイライラしやすいし肌荒れがひどいけど、眠りも食事もまあだいぶましになったほうだし、不思議な気分です。イライラはしやすいけど。

 日本語が上手いって、母国語が日本語なら当然だと思ってたんだけど、違うんだなって驚く毎日です。社会人やってて今まで、同じ職場に「かたずけ」って書く人も、主語と述語が対応しない文章書く人もいなかったし、パーセント同士の差を「○○ポイント」じゃなくて「○○パーセント」って書く人もいなかったし、そういう人見て最初はびっくりしてたんだけど、最近は「あーそういう感じね」となりました。

 あと、文章で説明するのが下手な人に限って「大事なことは電話もしくは対面で」とか言う。確かに文章書いてもらうとしっちゃかめっちゃかだから話を聞くんだけど、じゃあすっきりした話し方するかって言えばそんなことない。「文字だと声のトーンとか伝わらなくて誤解を招くから」とか言うけど、実際話してみるとめちゃくちゃイライラを隠せてなくて、しかもそれが自分勝手過ぎない?というイライラの仕方だったりする。

 これは暴論なんだけど、仕事で、大して重要でもない場面で「大事なことは電話か対面で」って言う人、だいたい話させたところで全然理路整然としてないし、事実と個人の考えをごちゃ混ぜにするし、大抵が文章も会話も下手。自分の文章力の低さを見てないし、磨こうともしてない。「文章が上手で会話が下手」はある。でも逆はないよ。時間の制約があまりない中でさえ、相手のことを適切に想像しながら論理を組み立てられない人間が、リアルタイムで進む音声コミュニケーションをスムーズに進められるわけない。「そんなことない」って言う「文章が苦手で会話が得意」な人がいたら、それは自覚がないだけで本当は文章も得意、もしくは、相手が自分以上にはるかに頭が良くて、会話の主導権を取られていることに自分が気づいていない、そのどちらかだと思います。異論は認めません。

 

 こういう事例に触れる度「東京帰りたいポイント」を貯めに貯めている。ヤンキーとかチンピラめっちゃいるじゃんこの街。どっちも大っ嫌いなんだよね。うるさいし態度でかいし他人を威圧するし。少なくとも私の美意識とは相容れない。この街がそういう街だと分かったので、私は早くここから出て本来の居場所に帰りますんであとはどうぞご自由に。あの街はある程度テリトリーが決まっていて、生活していてヤンキーに会いたくなければそういう場所を選べる自由さが最大の魅力なので。港区のオフィス街にガラの悪いヤンキーはいないし、日比谷の図書館にチンピラは来ませんよ。銀座は道・時間によってはやばい方々と思しき人たちもいるけれど、でも田舎のピヨピヨしたヤンキーやチンピラとは違うじゃん。ちゃんと弁えてらっしゃるじゃないですか。それが何ですかこの街は。どこに行ってもやなやついるじゃないですか!もうそれだけで無理!嫌い!私の休日の気分を台無しにするんじゃねえ!大っ嫌い!季節感もないし人間は魅力ないし、こんな街大っ嫌いだ!あっかんべーだ!

 結婚相手がいなかろうがなんだろうが、私は私の人生を私の基準で最高にしたいので絶対に東京に帰ります。東京以外のいい感じの街があればそこに暮らすのもやぶさかではないけれど、今のところ一番よく知るこの国の理想郷が東京なのでね。地元ものんびりしていて緑が豊かで好きだけど、価値観が凝り固まって知り合いに監視されるような毎日は嫌ですし。

 目立たなくて済むから東京は大好きです。待ってろ東京。待ってろ心地よい生活。